『岩清水』の純米酒は全量、無濾過・生原酒です。一般的な日本酒原酒のアルコール度数は16〜18度と醸造酒としては高めですが、『岩清水は』アルコール度数を低くしています。 それは、より体に優しくのみやすく、より多くの種類を堪能して頂きたい。理屈抜きで美味しい個性のある日本酒を、お料理のペアリングと共に楽しんで頂きたいと願うからです。
一方で、搾ってから加水する低アルコール酒では、味の調和が難しく、また熟成過程において良くない方向に味が変化します。『岩清水』はあくまでも「原酒」、そして低アルコールでもしっかりとした味わい。
あえて、日本酒ではタブーとされてきた『酸』と、日本酒が生み出す『うまみ』にこだわりを持ち、和食のみならずフレンチ、イタリアン、中華など様々なお料理とのペアリングを楽しんでいただけます。
特定名称・精米歩合非表示
精米歩合の差で「純米〜純米大吟醸」まで名称が決まっているのが現状ですが、先入観なくお召し上がりいただきたく、特定名称、精米歩合をラベルには非表示とさせていただきます。
「生原酒」へのこだわり
日本酒の生酒は全てのアルコール飲料の中で唯一ブドウ糖が増す魅力あるお酒です。また麹由来の酵素が生きておりますので日々熟成し、味のりしてきます。「日本酒は搾りたてが美味しい!」と思われることも多々ありますが、搾ってからの熟成も楽しんでいただきたいのです。「生酒」こそが日本酒最大の神秘であり、追求すべきところだと考えております。
徹底した温度管理
生酒は変化しやすいデリケートなお酒でもあるので当蔵ではお客様に美味しい状態でお飲み頂ける様に貯蔵、流通にも気を配り、搾る過程から -5℃以下を保ち、保管もすべて−5℃以下で貯蔵し極力お酒へのダメージを減らすことを徹底させております。